たくさんある私立中学。わが子はどの中学を志望校にしたらいいか?いつから志望校を選んでいったらいいのか?悩みますよね。
そこで、志望校の選び方について参考になるような選び方を書きました。どんなふうに志望校を決めていけばいいか、わかるはずです。
息子の中学受験を楽しくすすめるため、受験に関する本を読みあさり講演会にも足をはこび勉強をしてきた筆者が、中学受験に関して情報発信しています。大切な志望校選びも現在実行中。
第一志望校の選び方
志望校選びでは、偏差値とにらめっこしてしまいますよね。
偏差値表の上の方にある学校に、出来たら入れないかなーなんて思って気になります。
第一志望校は、自分の偏差値より高い学校を選んでいいです。そこに入りたいから頑張れるなら、モチベーション維持に役立ちますから。
もちろん、成績が既に第一志望校レベルに達しているなら、それ以上にレベルを上げる必要はないですよね。
でも成績が第一志望校に達しているからと言って、必ず受かるとは言う保証はないわけで。
気を抜かずに、更に上の学校を目標にして成績を維持していく努力は必要です。
併願校の選び方
併願校を選ぶときは、偏差値表をしっかり使います。
第一志望校の偏差値が65前後だとして。偏差値60〜65、55〜60、50〜55、45〜50というふうに偏差値5ずつのまとまりにして、それぞれの偏差値まとまりの中で志望校を探します。
上位校とか難関校とか偏差値とか関係なく、それぞれのまとまりの中で、わが子に合いそうな、気に入曽そうな環境の学校はみつかるものですよ。
こんな風に志望校を選ぶわけですが、私立中学といっても男子校や女子校、共学校で色々な特徴があります。
選ぶ時のコツを紹介します。
志望校選びのコツ①男子校・女子校か?共学校か?
共学が自然だと感じる方もいると思いますが、共学よりも男子校・女子校が圧倒的に多いのが私立中学です。
そこは本人の好みで選ばせようというご家庭もあると思います。
それぞれの特徴を知って、志望校選びに役立ててください。
男子校
”少し大人びた中学生女子”の目を気にせず、部活や趣味など校内でも校外でも好きなことにとことん打ち込むことができるのが、男子校です。
幼い男子には、大人びた女子に(言葉が悪いのですが)バカにされないので肩身が狭いということがありません。
男子校には、「医者になりたい」「留学したい」など、目標がはっきりしている子どもが集まりやすい傾向にあります。
目標をもった友達ができて、自分も目標ができた!ということもあるように、刺激しあえる友達と出会いやすいのも特徴です。
一生付き合える親友ができそうな予感!
女子校
授業や部活・行事を通して、仲間との絆ができ、自主性や自立心が育まれます。
女子校と聞くと、おしとやかな生徒が穏やかに学校生活を楽しんでいるようなイメージかもしれません。
女子しかいないからこそだと思いますが、過激な話を大きな声でしたり、少々お行儀が悪いということも多々あるようです。
なので、活発な女の子がむいているかもしれません。
共学校
男子生徒と女子生徒が一緒にいるので、見方・考え方が様々だと知ることができて多様性を学べるのが共学校の特徴です。
異性との価値観の違いを理解しあえる環境、といえる共学校。
小学6年生までは共学だったので、中学入学後、ギャップはほとんどないし、異性との距離感が身につきます。
同性だけの男子校や女子校のような気楽さはないものの、異性の存在がよい刺激になるようです。
男女がいれば、恋愛経験を積む生徒も少なくないです。恋愛経験と通して、コミュニケーション力が磨かれたりするので、社会に出た時に役に立つコミュニケーション能力がつくといってもいいかもしれないです。
志望校選びのコツ②宗教など学校の歴史や設立背景
学校の歴史や設立の背景というものは、少なからず子どもの6年間に結構影響するものです。
良いか悪いかはわかりませんが、共通の「らしさ」みたいなものをもって卒業していくことになります。
それぞれ個性をもって入学してきた生徒たちの個性が無くなってしまうとしたら、考えてしまいます。
授業の中で宗教的な授業がある学校もあります。
例えば、仏教系の学校だと、授業の一環でお寺でお坊さんのお話を聞くとか。
学校の説明会や動画説明会、パンフレットなどで確認しておきましょう。
志望校選びのコツ③自由・規律のバランスはどうか。
文化祭に行くとよくわかるのが、その学校の自由度で、生徒個人に自由が与えられているかがわかります。
生徒自身に自由に任せて学校生活を送らせている学校では、生徒自身の責任感が育っていきます。
そんな自由にさせていたら、うちの子は全く勉強しなくなってしまうわ!と考えるおうちでは、自由より面倒見がいい学校を選びたいですよね。
志望校選びのコツ④進学実績をしっかりアピールしているかどうか
中学選びで気になるものの1つに、進学実績があります。
進学実績を前面にアピールしている学校を選ぶのが1つのポイントです。
その理由は?
進学実績を前面にアピールしている学校は、受験対策に重点をおいたカリキュラムになっているからです。
アピールしない学校は、受験対策があまりされていないのですが、幅広い一般教養や思考力を育むカリキュラムになっています。
志望校決定はいつごろ?
5年生の秋になると、志望校判定テストがあります。
このテストを受けるとき、志望校を記入しなければなりません。
少なくても3校くらいは第一志望校を決めておいたほうがいいですね。
3校の志望順番は決めなくてもよいので、とにかく第一志望校が3つ、です。
そのためにも、4年生のうちから時間を作り、学校見学や文化祭に足を運んで実際に学校の中や生徒の様子をみておきましょう。
学校説明会ならZOOMや動画配信でもいいですね。
さいごに
志望校選びのコツをお伝えしました。
第二志望校も、第三志望校も、第一志望校と同じように気に入って受験にのぞめたらいいですよね。
理想は「全部受かったら選べなくて困っちゃうね」という学校選びです。中学受験を笑顔で終わらせるためには、「第一志望以外は全部第二志望」と思える気持ちの準備をしておくことが大事です
おおたとしまさに聞く、中悪受験「志望校選びのコツ」・・・併願校は偏差値表を活用
中学受験が、いい学校に行くためだけの辛いものではなく、中学受験してよかったと思えるように、志望校選びにも真剣にとりくみあいですね。