中学受験をすると決めて勉強はするんだけど、他の細かいスケジュールがわかるといいなと思っている方は多いです。
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この記事を読むと、中学受験界の4年生がスタートしてから春休みまで、どんなふうに過ごせばいいか、どんなふうになっているのが理想かがわかります。
息子の中学受験を楽しくするため、受験に関する本を読みあさり講演会でも勉強をしてきた筆者が中学受験に関して情報発信しています。
塾に通うことに慣れよう
これから3年間通う塾なので、塾に通うにあたってのルールを決めておきます。
ルールを守って早く塾に慣れるように見守ってあげてください。
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塾に行くときのルールって?
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・学校の宿題は塾に行く前に済ませておく
・親子で決めた道順で通って、寄り道はしない。
・困ったことやわからないことは早く解するため決先生や親に相談する、など。
4年生でも、塾から帰る時間は夜7時を過ぎることが多いです。
その後夕食やお風呂の時間になるので、学校の宿題は済ませてから塾に行かせたほうが絶対にいいです。
塾のお迎えをする場合は、塾から出てきたわが子の顔が元気な顔かどうかを見てあげてください。
暗い表情で出てきたら、「塾で何かあったの?」と様子を聞いてあげてほしいです。
最初は、塾の宿題に戸惑う子どももいます。
保護者向けのガイダンスで宿題のしかたについて説明がると思うので、把握してあげましょう。
塾通いに必要なもの
筆記用具は勉強するのにとても大切なもの。しっかりと吟味してそろえてあげてください。
筆記用具
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塾で使うものと学校で使うものは別々に用意します
塾用バッグにひとそろえしておくと、楽だし忘れ防止になります。
鉛筆かシャーペンか
・シャーペンはカチカチ意味なく芯を出したりひっこめたりと手遊びの原因になることがある。
・シャーペンは芯の入れ替えが集中力のさまたげになることがある。
・鉛筆は消し跡が残りにくい。
・鉛筆は持ちやすい太さで握り方が安定する。
・模試や受験当日、シャーペンの使用を禁止している場合がある。
これらを考慮して、鉛筆のほうがおすすめです。
おすすめノート
表紙にキャラクターの絵が描いてあるノートは、勉強のさまたげになります。
普通の大学ノート・5ミリ方眼ノートがおすすめです。
・算数や理科は図を書くことが多いので、5ミリ方眼ノートがおすすめ。
・国語は縦書き大学ノートがおすすめ。
・社会は横書き大学ノートがおすすめ。
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ノートには、名前と科目をしっかり書いておきましょう
ペンケース・その他
以前、スチール製の筆箱がはやっていて、これが落ちると音がうるさくてみんながびっくりして授業が中断していました。
布やビニールでできた普通の筆箱にしましょう。
消しゴムは香りのするものではなく、普通の消しゴムで。
定規は15センチくらいのものを1本入れておくといいです。
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模試や本番の試験では、定規を使えない場合もあるってきいたよ!
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そうなの。うちの子が通う塾では、図を描くときにフリーハンドで描くように指導されてるわ。 これは塾によるね。
丸を付けるときの赤ペンは、ボールペンがおすすめです。赤鉛筆だと複数本準備しなくてはいけないので。
服装・鞄・水筒
・夏は冷房がききすぎていることがあるので、1枚羽織れるものを持ちましょう。
・冬は暖房が効きすぎている場合に、1枚脱げるような服装がいいです。
・靴はサンダルでは指がむき出しで危ないので、運動靴がいいです。
・鞄はリュックがおすすめ。たまに、お弁当や水筒の中身が鞄の中にこぼれてしまい大騒ぎになったりするので、ナイロン製の軽くて丈夫なものがおすすめです。
家庭学習で準備するといいもの
・キッチンタイマー・・・計算問題や6年生のなって過去問題集をやるときに役立つ。
・クリアフィル・・・手紙やプリントの受け渡しに役立つ。
・付箋・・・わからない問題に印をつけて、塾にもっていくときに役立つ。
・紙ファイル・・・プリントの整頓に役立つ。
・ミニホワイトボード・・・スケジュール・メモ・伝言・ちょっと教えるときに役立つ。
春までに、家庭学習のリズムをつかもう
塾通いになれると同時に、家庭学習のリズムをつかむのも大切です。
塾の宿題は1週間ごとに決まったものが出されるので、1週間の中でどの曜日の何時からどの科目の宿題をやるのか、を決めます。
これは、最初の1か月の様子を見ながら子供と一緒に決めていきます。
子供と一緒にきめる理由は、子どもが自分で決めた宿題スケジュールに責任を持てるようになるため。おしつけではなく、自分で決めたものならがんばる子どもは多いです。5年生になったら、自分一人でスケジュールを立てられるようになるといいですね。
計画は具体的に。
✖ 今日は国語と社会
● 〇時から〇時までは計算、次に〇時から〇時まではこの問題。終わったら10分休憩。
というように、具体的に計画をたてると、勉強に手を付けやすくなります。
入試報告会のききかた
2月末から3月にかけて、塾では入試報告会が開催されます。
最初にその年の入試傾向についての話があるのですが、3年後の入試のことはわからないので、あまり気にする必要はないです。
必要なのは、入試の傾向や要領がか変更になった学校や、話題となった学校の話など、具体的な情報はメモをしたり配付資料にアンダーアインを引いたりしてチェックしておきましょう。
学校見学に行く学校の候補に入れたり、役に立つ情報となるからです。
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入試報告会で話している担当の方は進路指導の専門家なので、過去の経験や豊富な知識から資料には載っていない裏情報を教えてくれることがありますよ。
春期講習
塾が始まって最初の長い休み、春休み。
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学校の宿題もないし、まだ4年生だしのんびり過ごしたいな。
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その気持ち、すごくわかるんだけどね
春休みこそ、2月・3月の遅れを取り戻すチャンスです!
勉強する習慣がついてきている時期でもあるので、ここで2週間近くも塾を休むのは得策ではないですよ。
講習会の最終日にはテストがありますが、始まったばかりで出題範囲が狭い分、何もしないと差がつくテストです。
4月以降のクラス替えがある塾なら、子どものモチベーションを上げていくチャンス、しっかり復習しましょう。
勉強場所を考える
リビング学習が良い、と聞いたことはありませんか?
こんな調べがありました。
ひと昔前は、子どもにとっていい学習環境とは、集中できる静かな場所=独立した個室を与えることだと多くの人が考えていました。しかし、リビングで学習していた子どものほうが成績が伸びやすいという本などの影響もあるのか、今は勉強をリビングやダイニングでする小学生が8割を超えるという調査データもあります。
![【画像1】小学生は8割以上、中学生も6割以上がリビングで勉強している(出典/ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査 2014」)](https://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2017/07/137336_sub01.jpg)
子供部屋で静かに勉強することは悪くはないですが、あわてて子供部屋を用意する必要はありません。
子どもは多少の生活音があるほうが集中できると言われています。
リビング学習の良いところは、お母さんが見てくれているという安心感があること。
程よい距離にお母さんがいるということが、子どもにとっては落ち着くんです。
この時お母さんは別のことをしていていいし、
兄弟が邪魔をしてくるようなら兄弟も巻き込んでみんなで勉強する、なんてことができるとといいですね。
子ども部屋で勉強する場合は、ドアを開けてくか、定期的に親が子どものようすを見に行ってあげてください。
本当に静かな環境が必要になるのは、6年生の夏以降、過去問題を解くようになる時期です。
さいごに
2月、塾に入ってから春休みまでどんなふうに過ごしていったらいいのか、どんなふうになっていたらいいのかが具体的に分かりましたね。
最初の準備や心構えは後々に影響するので、最初にやるべきことを忘れずにやっておきたいです。
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