中学受験をスタートする前に、低学年のうちにやっておくといいことがあります。
この記事を読むと、中学受験をスタートさせる前、低学年のうちにやっておくといいことがわかります。やっておくとスムーズに、楽しく受験勉強がすすめられます。
息子の中学受験を楽しくするため、受験に関する本を読みあさり講演会でも勉強をしてきた筆者が、受験に関して情報発信しています。
中学受験の準備・低学年のうちにやっておきたいこと
考えることを楽しむ経験をする
子どもが何かをしようとするとき、子どもは考えようとしているのに先回りして手伝ってしまうことってありませんか?
これでは、こどもは考えることをしない、「わからない」とすぐにあきらめてしまう子どもになってしまいます。
中学受験は、限られた時間に結果を出さなくてはいけない世界です。
考える癖をつけておかないと、わからない問題に対してすぐにあきらめてしまいます。
考えることを楽しめるようになると、もう一歩というところで力を出すことができます。
どうやったら考える癖がつくの?
質問は、YES,NO,で答えられないような質問にするといいよ。
○○はどうする?みたいに自分で考えさせるような質問ね。
親子で楽しく勉強しておく
子どもは、1人ではやらないことでも競争相手がいるとやることがあります。
1人では走らないけど友達となら競争で走るし、「よーいドン」が大好きです。
競争が好きで大人に勝ちたいと思っている子どもの特性をいかして、楽しく勉強させることができますよ。
子どもは教えるのも好きなので、「それお母さんに教えて」といえば、得意になって教えてくれます。
学んだことのアウトプットになっているのでとってもいいですよね。
言葉の力をつけておく
言葉の力をつけることは、低学年のうちにおうちでできる教育の1つです。
言葉の厳密さが求められる国語の問題で点数がとれないのは、言葉の力がたりないからです。
どうしたらいいの?
①相手の話をシッカリ最後まで聞く習慣を身につけさせるといい
能力というよりは姿勢。
授業中に先生のほうを向いて話をきいているかどうか。
人が話しているときに消しゴムをいじるなどほかの動作をしていたり、聞いている姿勢がそもそも悪い。
たぶんおうちでテレビを見たりご飯を食べたりする時の姿勢も良くないのでは?
親が先にしゃべりすぎないように、子どもの話は最後までしっかり聞いてあげます。
お母さんは子どもと話をすときには、作業している手とめて、目を見て話してあげます。
日頃からの親子の会話の中で言葉の力の基礎が育っていきます。
②本を読もう
うちの子はマンガが好きでたくさん読んでいます。語彙力もあるように思えるし、知識も豊富です。
言葉の力を増やすには、本を読むといいですよ。
小説だといいなと思っていたのですが、わが子はマンガが大好きでマンガばかり読んでいます。
実は、わが子が通う塾の先生の中には、マンガをすすめてくれる先生もいます。
たとえば理科の先生は、「はたらく細胞」をおすすめしていました。
言葉の力に関しては、国語の先生がすすめてくれたマンガでわかる! 10才までに覚えたい読解力・作文力のつく言葉1000を読んでいます。
小説でも漫画でも、お気に入りの本で言葉の力をつけておくと、中学受験勉強がスムーズにすすんでいきますよ。
漢字・計算だけは先取り学習をしておく
漢字と計算は中学受験に必須です。
特に計算は、正確に速く解けないといけません。
小学校に入学したら、漢字と計算だけは少しずつ進めていくといいです。
極端に先取り学習をする必要はないけれど、3年生で4年生の漢字や計算を勉強している、くらいは子どももこなしていけるので。
1年生・2年生のうちは、学校の宿題で出された漢字と計算、それから音読。
これらをしっかりやっておけば大丈夫です。
低学年の勉強で大切なことは、一定の量を毎日少しずつです。
息子が低学年の時に通っていた学習塾では、毎日漢字と計算の課題が出されていました。
漢字と計算を合わせて、1日10分です。
これを毎日やることで、勉強する癖がつきました。
5年生になった今、とても助かっています。
集中力と粘り強さをつけておく
成長していくにつれ、様々なことに興味がわくのが子どもです。
1つのことをやりだしても飽きてしまって、別のことをやりだすのは、子どもはみんな同じです。
でもこれ、集中力がないわけじゃないんですよ。
興味の世界が広がったから、集中する間隔が短くなっただけなんです。
だから低学年の勉強は、1つの勉強時間を短く区切ってやらせるといいですよ。
宿題をさせるときは、漢字10分のあとに計算10分という風に細かく分けると飽きずに集中してできるので、結果的には学習効率があがります。
そうはいっても親としては粘り強く取りくんでほしいと思いますよね・・・。
うん、粘り強い子にしたいんだけど・・・
わが子はこれはなかなか難しかったな・・・
我慢する経験、思いどうりにならない経験をたくさんしてきた子は粘り強くなっていきます。
負荷のかかる環境(ほしいものが簡単に手に入らない・ゲームに制限がある・サッカーのレギュラーになれないetc・・・)を乗り超えてきた子どもは、かんたんにはあきらめない粘り強い子どもになります。
わが子が苦しそうなときは、「○○ちゃんなら乗り越えられるよ、大丈夫!」と励ましてあげましょう。
課題を乗り越えられるようにサポートをするのが、粘り強い子供にするための親の仕事です。
息子が低学年の時にやっていてよかったこと
わが子が4年生になるまでにやっていたことで今役に立っていることがあるので紹介します。
桃太郎電鉄
みなさんご存じ、任天堂スイッチの「桃太郎電鉄」。
毎日のようにこのゲームで遊んでいて、今でも遊んでいるテレビゲームです。
この何がよかったかというと、地理・歴史・算数の勉強になっていたということです。
日本全国の地名や特産物、歴史的人物が出てくるのですが、あっという間に覚えてしまいます。
自分が社長になって資産を増やしていくので、収益・数字に強くなっていきました。
さらに、ゲームに勝つためにはどうしたらいいかを考え資産を増やすので、思考力が付いたのではないかと思っています。
旅行や野外体験
知識をふやすのには、机の上の勉強や読書がたいせつなのはわかっています。
それともう1つ、子ども自身が身をもって体験するってことがとってもいいんです。
家族で旅行に行ってその場所について知ったり、さらに調べたり。
山や川では日常できない体験ができたり。
休みの日には、なるべく自然豊かな山のほうに出かけて、色々な体験をさせてあげました。
中学受験には体験が役に立つような問題が出題されることもあります。
例えば、魚をさばいた絵に、どのように骨がついているかを答えさせる問題。
川や海で魚釣りをして、魚をさばくかさばいたところを見たことがあれば簡単に答えられるというわけです。
中学受験のためだけでなく、体験は子どもの生きる力を育むものじゃないかと私は考えています。
じつはわが子をはなまる学習会にお任せしたのは、夏休みに「サマースクール」という野外体験ができるからです。
マンガをたくさん読んだ
息子は小説や活字だけの本はたまにしか読まないのですが、マンガはよく読んでいたし、今でも読んでいます。
お気に入りのマンガだと、繰り返し読んでいます。
マンガは専門的な世界の様子を知ることができ、すごい量の情報を得られます。
「スラムダンク」でバスケのルールを知ったり、『ゆるキャン△』でキャンプの仕方を知ったり。
最近では「はたらく細胞」で赤血球・白血球・その他体の中で働く細胞の役割を知って、理科のテストで役に立ったと本人が言っていました。
漢字にはルビがふってあるので、習ってない漢字を読めることも。
マンガは子どもに読ませたくないという方もいるかもしれません。
でも、小説も何も読まないよりは、マンガを読んで知識を増やしてくれるほうがいいはずです。
もっとやっておけばよかった、今からでもやらせたいこと
図形やパズル
小学校に入ると遊び方が変わってきたのもあって、積み木やパズルは触らなくなっていきました。
学習塾ではブロックを使って学習していたのですが、週1回、の15分くらいです。
平面図形・立体図形に強くなるためにもっと長い時間ブロックをいじらせてあげればよかった。
今からでも遅くないかな・・・
と、自宅で気軽にできるもので何かないかなと探してみました。
受験勉強とは思わずに、ゲーム感覚で平面図形や立体図形をたのしめるプログラミングやアートで感性が育つ【ワンダーボックス】 が面白そうです。
コロナの影響もあり家でできるとあって最近人気の通信教育です。
無料で資料請求できるので資料請求してみます。
受験勉強をしているわけではないので図形は机の上でなくてもいいです。
図形は工作のように実際にさわって学べます。
さいごに
中学受験の準備となるもので、低学年のころからやっておくといいものを紹介しました。
お役に立てたでしょうか。
楽しく中学受験のための準備がすすめられるといいですね。
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